こんにちは、永嶋泰子です。
伝統が愛おしくなっている私。
先日訪れた京都では 、受け継いだものを守りつづけているそんな印象を受けました。
「京都と言えば…」
そういわれたら なんとなく思い浮かぶ言葉があるのではないでしょうか。
観光で訪れた私でさえこうなのですから、住んでいる方は思いを共有しあっているのだろうなと感じたのでした。
というのも、自分が言葉にできないものは相手に伝えることができないから。

先日、広島三越でまさに「ああ、いいな」と思った和紙の便箋と封筒をお迎えしたのでした。
しかも、聞けば京都にお店があるのだとか。
「この封筒は、閉じる口が 特殊でたくさんつくれないんです。
特別にお願いして作っていただきました」
とお店の方に聞いた瞬間、 感性のセンサーが動いたんです!!
「ああ、いいな」って。
和紙をつくるのには 手間が掛かることも多いはず。
それでも、受け継いだものを守る。
いい意味で意地のような、清々しさを感じたのでした。
作った方の思い。
売ってくださる方の思い。
たくさんの思いの詰まったものに、お手紙を書いたらどんなにすてきだろう。
なんて想像して。
いままでの時代は たくさん作ってたくさん売ることが正解でした。
だけど、これからはちがう。
作り手や売り手の思いが信頼となる時代。
相手のお役に立ち喜んでいただくことで信頼をベースとしたつながりを持ち、お金を生み出す。
美しいお金を生み出す世界と同じ。
リアルなのか、オンラインなのか。表現する場所がちがうだけで。
実は、信頼をベースとしたつながりというのはずっとずっと根付いていたんだなぁ。
これからは、信頼をベースとしたつながりが特に意識される時代。
そのためには、自分が持つ思い、を 言葉で表現すること。
自分が言葉にできなければ、相手に伝えることができないのだから。
言葉を磨きつづける 努めを怠らないようにしようと自戒を込めて。

永嶋泰子