天使のむすめのこと(5)救急車で搬送そしてMFICU。

こんにちは。永嶋泰子です。

「もっと設備の整った病院へ。」

そう言われて慌ただしく転院の準備がはじまりました。

看護師さんの受け入れ先を探す電話の声が病棟に響きます。

私は、体を冷やさぬようにと湯たんぽや毛布をいくつも渡されました。

とにかくじっとしてるように、と言われたのでした。

移動は救急車。

「まさか」と一番驚いたのは私でした。

移動はどうするのだろう、
タクシーかな、と
ぼんやり思っていたのに…。

1時間以内に搬送しなければならないほど逼迫した状況。

受け入れ先が決まり救急車が到着すると

私はなるべく体を動かさないように起き上がらないようにしながら、慎重に担架へ。

「転院先の病院はとっても大変なところだけど
頑張って!」

「尿に管を入れないといけないところだけど頑張れるよね!」

夜勤の看護師さんたちが口々に励ましの言葉をかけてきます。

”そんなに大変なところなの?”

”私の状況ってそんなに悪いの?”

”でもお腹の赤ちゃんのためだから
尿に管が嫌とか言ってられない”

ようやく事の重大さを認識し、そして転院することになったことへの不安。

さらに主治医が駆けつけ夫とともに救急車に同乗することに。

……

どんどん重大になっていくできごと。

これから行くところがどんなところなのか…

想像もつかなかった。

ただただ、赤ちゃんを助けてくれるなら。

その思いだけがありました。

永嶋泰子

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