天使のむすめのこと(9)踏ん張れたコトバ①〜一人じゃない!と思った。(医師)

こんにちは、永嶋泰子です。

転院先は医師3人でひとつのグループとなり入院患者を診ていました。

私を担当してくれたのは主治医が男性、その下に私より2つほど年下の女性の医師、20代後半の若い医師でした。

MFICUに入院しても「不安」を誰にも言えなかった私。

不安である、ことを認めたら頑張りが崩れる気がしたから。

本当はわかっていたんです、

脆い砂の城の上に私は立っていて風が少しでも吹けば、吹き飛ぶような精神状態だということ。

でも、認めるわけにはいかなかった。

いま泣いたら、いま「不安」を口にしたら。

子宮に響いてもっと張る気がしたから。

あまりに不安すぎて助産師さんの前で泣いたこともあるのですが、心の不安は子宮に伝わるのです。

病は気からと言うけれど心の状態が体に重要な影響を及ぼす。

だからこそ、ポジティブでなければ。

そう思っていつも笑顔でいるように心がけていました。

何かをしてもらったら全力の笑顔で「ありがとうございます」と言うように。

「あんなに辛い状態なのにいつも笑顔ですごいなと思っていたんですよ」
とのちに担当してくれた助産師さんに言われたくらいだから、相当だったと思うのです。

そんな私の不安を察してくれたのが女性の医師でした。

「きっと不安だと思うけどね、うちの病院は切迫の人を持たす実績はたくさんあるの。

持たせられる病棟だから。

MFICUにもねあなたみたいな人、あと2人いるの。

この前、退院した人は何ヶ月か入院していたよ。」

わざわざ時間をつくり病床まで来てくれた。

そして苦しい思いをしてるのは、私一人じゃない。

それを伝えてくれたことは、ベッド以外の世界を知らない私にとって大きな励みになりました。

気分が落ちたり凹んだりした人が、フッと浮上するとき。

それは、同じような境遇の人がいる。

一人じゃない!と気づいたときだと思うのです。

もちろん、いつ出産になるのかという不安や日に日に強くなるお腹の張りへの怯えは消えはしない。

けれども仲間がいる。

それだけで十分。

だって、私一人でないのだから。

あなたの味方も、仲間もこの世界にはきっといる。

だから、タイムオーバーになるまで諦めないでほしい。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

今日が素敵な1日になりますように。

永嶋泰子

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