天使のむすめのこと(10)転院9日目。自分の体なのにコントロールできない。

こんにちは、永嶋泰子です。

「いつ出す(出産)するのか」

産科医、小児科医、そして私…。

誰もが「急」とは思っていたなかったはず。

11月22日に妊娠22週5日で転院。

子宮内感染が疑われるも、出産したら生存するにはあまりにも過酷。

2週間は母体にとどめていたいというのが産科の意向だったと思います。

11月30日の夕方、近日中に行われるでろう帝王切開の説明とその後、赤ちゃんが入院することになるNICUの説明を受けました。

説明されてもNICUがどのようなところなのか皆目見当もつかなかったし、帝王切開の説明を受けてももはや決定事項に等しかったので不安を感じる余裕すらありませんでした。

そしてその日の深夜。

いつも以上にお腹が張ったのです。

何度もナースコールを押し、モニターでお腹の張りの間隔とお腹の赤ちゃんの心拍をとるの繰り返し。

当直の医師が点滴の値を上げるかを決めるのですが

確か、ウテメリンもマックスまで上げたと記憶。

「お腹が張ると赤ちゃんが苦しいの。
だから、辛いと思うけど張るときこそ、深い呼吸をしてね」
と助産師さんに言われていたので

張りの強さに負けそうになりながら必死に深い呼吸。

「お願いだからこれ以上張らないでください」

自分の体に祈るしかできなかった。

自分の体なのに…

自分でコントロールできない。

同時に、むすめの胎動もありえないくらい激しく、すごい強さで子宮を蹴るのがわかるのです。

お腹の張りとむすめの胎動と。

どのくらい時間が経ったのか定かではありません。

ようやく治ったころ子宮が筋肉痛のような状態になっていました。

内蔵なのに張りと蹴られた衝撃で鈍い痛みを抱えていたのです。

…..

翌日。

朝の回診で
「血がついてるね。」と女性の医師。

一瞬凍りつく私。

妊娠にとって血はいいものでないから。

「でも止まってるみたいね。」

その言葉に安堵。

しかし、MFICU(母体胎児集中治療室)9日目となるこの日はいつもと違ったのです。

永嶋泰子

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