天使のむすめのこと(13)勇気づけられたコトバ〜「親孝行な子だね」(医師)

こんにちは、永嶋泰子です。

むすめの出産、そして息子の妊娠・出産でキーパーソンとなったのが女性のK医師でした。

さて、分娩室に彼女とふたりきりとなったとき。

彼女は会陰を縫いながら、「親孝行な子だね」と、言ってくれたのです。

妊娠24週で出産したがゆえに「おめでとうございます」もはばかられるような事態。

産科の誰もがむすめが生きているのか、さえ知らない状況。

すべてはNICUの小児科医に委ねられている状態でした。

だからこそ、この言葉は嬉しかった。

そのときはひたすらに放心だったけれど、いまなら言える。

「自慢のむすめなんです。
あんなに小さいのに親のことを考えられる賢い子なんです」って。

「本当に親孝行な子だね」と言ったあと

「帝王切開だったら半年は妊娠できないからね。

でも、自然分娩だったからすぐにでも大丈夫なのよ。

きっと、この子に兄弟を作ってあげてね。

兄弟はいた方がいいから。

早産になっても次のお子さんを出産する人はいるんだよ」と。

そして、

「兄弟作ります」と答えた私。

まさか、本当に兄弟を授かる日が来るとは思わず、運命とはわからぬもの。

小さいながらも自分の意思で生まれ、私の体を傷つけずに生まれてくれたむすめ。

あなたのおかげで私はいまでもこんなに元気なんだよ。

出産のときは素直に「生まれてくれてありがとう」なんて思えなくて、

生んでしまった…と自分を責めていたけれどいまなら言える。

「生まれてくれてありがとう。」

あなたのおかげで身も心もお母さんになれました。

あなたは紛れもなく大切な大切な私のむすめなんだよ。

永嶋泰子

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