天使のむすめのこと(20)決断。心臓の手術。

こんにちは、永嶋泰子です。

「花ちゃんの心臓の手術を考えています。」

主治医から告げられたのは12月25日、クリスマスの日。

小さなむすめに心臓の手術…一瞬ひるみましたが

しかし、主治医の話では前向きな手術でした。

お母さんのお腹にいるとき赤ちゃんの心臓には穴があります。

出産後穴は塞がるのですが、妊娠24週で生まれたむすめは自力で閉じることができませんでした。

インドメタシンを投薬することで穴が塞がることが期待されました。

しかし、閉じるどころか腎臓に副作用が出てしまったのです。

通常、インドメタシンは3回まで投薬することが可能です。

むすめの場合、腎臓の機能が失われる可能性があり、心不全になる前に手術をした方がよいという話でした。

しかし、小さな体でもあるし容態によっては「明日になる可能性もあります。」と。

さらに「この手術自体はポピュラーなもので、花ちゃんの腸管は優秀だから手術の翌日からミルクを再開できるかもしれません。

それにこの週数で生まれた子は生存率は高くないけれど、いまのところ”勝ち組”に入ってると思いますよ。」と言っていただけたのでした。

ミルクを飲んで大きくなれる。

そしたらきっと保育器も卒業して…思いが膨らみました。

女の子だから切開した傷跡が気になるだろうと、そのことを聞くくらい生きて大きくなるむすめの姿しか想像できませんでした。

主治医としては、年末年始をはさむ前に手術をしたいという思惑があったのでしょう。

なぜなら、1日1日がむすめにとって勝負だから。

だからこそ、心臓外科には無理言ってスケジュールを組もうとしている風でもありました。

そして、翌朝。

病院から突然の電話。

主治医でなくその下にいる医師からでした。

急遽、午後から執刀することになった、と。

年末の気ぜわしさに合わせるかのように、バタバタと話が進んで行きました。

永嶋泰子

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