天使になったあと〜グリーフ編(2)悲しみと怒り。どうして人と同じようにできないの?

こんにちは、永嶋泰子です。

日に日に思いがつのる。
骨(骨壷)を抱いて泣いてしまう。
いないんだとわかっていても
会いたくて仕方がない。
写真を見たくなってしまう。
たべててもなにしても楽しくない。

1月9日の日記より。

その日は、最初に入院した病院へ健康保険の傷病手当金の申請の手続きに行ったのでした。

妊娠中に検診で通った公園を見たとき。

そして病院の入り口をくぐったとき。

お腹にむすめがいたことが思い出されて泣くのをこらえるのに必死でした。

”お腹にたくさん話しかけていたな”

”あの頃は信じられないくらい幸せだったな”
なのに、どうして…。

大切な人を亡くしたときにその人が身近にいないことは、もちろん辛いのです。

けれどもさらに追い討ちをかけるのは何かの拍子に、亡くなった人との思い出が突然思い出されて感情の抑制が効かなくなること。

それはまったく予想のつかないことで起こることもあったし、いつも通る道、いつも見るもので起こることもありました。

自分で自分の心がコントロールできない。

感情の抑制ができない。

いいようのない怒りがこみ上げてくる。

人生に怒りを感じる。
なんであたしがこんな目に合わなければならないのか。
なぜ子ども(はなちゃんを失わなければ)ならないのか。
私は子どもをうんじゃダメなのかって。
どうして人と同じようにできないの?って
思ってしまう。
その答えないこともわかってる
でもあまりの理不尽さに腹がたつ

どうしてこんなに悲しい思いをしなければならないのか
しんどい…

子どもを失うことがどれだけ辛いことか
本当に神サマなんていないと思うし
そんなの信じてる人がバカだと思う

だったら花ちゃん返してよ!って思う

1月16日の日記より。

その繰り返し。

少し落ち着いた、と思っても不安にかられ失う恐怖に怯える。

特に、私が怖かったのは朝が来ることでした。

むすめを妊娠するときはお腹が張るのが夜が多く夜が怖かったのに…

亡くなってからは

朝が怖い…。

夢とうつつを行ったりきたりの睡眠でしたが起きた瞬間に

”ああ、花ちゃんがいない!”

ものすごいショックで目が覚める。
いない現実を突きつけられる。

それが何よりも辛かった。

会いたい、会いたい。

当時の日記には
この言葉が多く綴られています。

たったひとつの望みは”会いたい”、でした。

叶わぬ願いだとわかっているけれど。

だからこそ、一目でいい。

夢でいいから会いたい。

触れたい。

それだけでした。

永嶋泰子

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