新しい命と応援されるまで(6)最悪な張りだった。
こんにちは、永嶋泰子です。

すでに座ることは限界でした。
大学病院は2、3時間待つのは当たり前。
お腹の強い張りを感じ「横になりたい」と受付に訴え、診察室にあるベッドに横になっていました。
”早く、診察を受けたい”
それだけでした。
…
……
どのくらい待ったのか。
診察を受けるのは、初めての医師でした。
主治医はこの日は外来の担当におらず、
とにかく早く診察してくれそうな医師でお願いします、と受付に言ったのでした。
エコーで子宮頸管長を計測。
「あー、これは切迫流産だね」
と、大きな声。
きっと、何事もない人だったら
”切迫流産”と言われた瞬間に頭が真っ白になるだろうな、と思いながら、私は冷静に受け止めました。
気になる子宮頸管長の長さ…。
「子宮頸管長は3センチ、
とにかく安静にすることだね」
3センチであればなんとか入院を免れることのできる。
しかし…
前回の早産で経験したようにずっと3センチでいられるはずがない。
張りはあるのだから、すぐに短くなってもおかしくない状況。
「入院できませんか。」
病棟が満床であれば断られる可能性が高く、症状としては自宅安静もありうるグレーゾーン。
しかし、幸いなことに前回の経緯を考慮され、そのまま入院することができました。
案内されたのは婦人科の病棟。
このとき、私以外の人は経過観察的な意味を含んだ、状態が良くなれば退院させるつもりの入院でした。
産科には重篤な患者があふれているのです。
しかし、その後の検査結果は最悪なものでした。
結果…
お腹の張りは想像以上にひどく、3〜4分に1回の規則的な張り。
妊娠において規則的な張りは、陣痛につながるものであり決してよいものではありません。
私は、その日のうちに産科病棟へ移動になったのでした。

永嶋泰子
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